卒業しました。
早く卒業したいと在学中何度思っただろう。だいすきで大切な場所ではあったけれど、最後の1ヶ月はとにかく早く解放されたかった。この門出の日をずっと待ち望んでいたはずなのに前日はちっともうれしくなかった。でもそういうものなんだろうな。つらいことも楽しいことも悔しいことも嬉しいことも、経験したことはみんなその先へ繋がっていたんだ、だからさみしくていとおしいんだと、そう感じられる今がある。翌朝教室にはいつもの如くくだらないことをやって笑っている人たちが当たり前のようにいて、ぐるぐる思いを巡らせてもやっぱりこの風景がすべてなんだな、と思いました。
他の道を選ぶことだってできた。けれど今、「もう一度あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろう」と胸を張って言えます。そんな学校と、先生と、そして仲間と出会えてよかった。ストレートでありきたりの言葉が輝きをもって散りばめられた日々でした。
過ぎてゆく時に泣いて振り向くより
両手上げて笑って手を振ってみたい
思い出たちを全部胸に抱きしめて、今日からまた一歩ずつ。
