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空にとけた夢がさわぐよ

Endless SHOCK 2015/2/25 18:00@帝国劇場

2月末に初めてSHOCKを観たはなし。

Endless SHOCK。光一さん主演の舞台で、何年も続いていて、公演数は1000回を超える。それくらいの情報は知っていたけど、それくらいの情報しか知りませんでした。そんな自分が、ひょんなことからあるジュニアの子が気になりはじめ、その結果実際に足を運ぶことになるなんて、想像もしていませんでした。まったく、1ミリもしていなかった。

以前も書いたけれど、巷で噂のお兄ちゃんガチャを見てトイかっこいい!!*1と思ったのが1月末。それからのわたしは歌って踊っている動画*2を見るようになり、ジュニア担の方々の文章を読むようになり、キャラクターや人となりもなんとなく把握しはじめ、岸くんだけじゃなくその周りのジュニアの子たちも気にして見るようになりました。中でも特に気になるなと思ったのがあらちかというシンメのふたり(=宮近さん・あらんちゃん)、そのふたりが所属するとらじゃ(=Travis Japan)、そしてやっぱり岸くんでした。お顔が特別すきというわけでもなかったし、ダンスで目が行くのはどちらかというと宮近さんの方が多かった、けど、このひとのどんな時もひたむきにまっすぐ前を見つめてがんばる姿が本当にかっこいいな、すきだな、と噛みしめるように思っていました。

そんなときに、岸くんがSHOCKに出るということを知りました。素直に観てみたいなあと思ったけど、地方住みの学生であるわたしにはまず物理的に越えなくちゃならない壁が多すぎるし、もちろん手元にチケットがあるわけでもない。ずっとあらしで育ってきてジュニア界隈のことはあまり知らないし、そもそも舞台に行ったこともないし、岸くんが今年でSHOCK3年目ということも知らなかったくらい、いわゆるにわかなのではないかという自分がそんな歴史のある舞台を観ることなんてあり得ない。99.9%の確率でそうだろうなと思いつつ、0.1%は「でもやっぱり、」観たい気持ちがありました。そしてその0.1%の気持ちで毎日チケットを探している自分がいました。そのときにはもう0.1%じゃなかったのかもしれない。今の彼を、今の彼らを、今のEndless SHOCKを観たいと、「今」にこだわる自分に嘘はつけなかった。
そうしていたら出発予定日の数日前に素敵なご縁をいただくことができ、0.1%の気持ちが叶うことになりました。

何もかもが初めてでした。舞台そのものも、Endless SHOCKも、帝国劇場も。光一さんファンの方々も、ジュニアのファンの方々も、ステージフォトという素晴らしいグッズも*3。初めてづくしでとにかく緊張していて、楽しみます!って口では言っていたけどそれを上回るくらい緊張していた。でも、もしかしたらこれが最初で最後かもしれないと思うと緊張してばかりではいられなかった。この目に焼き付けよう、からだ全体で感じようと、その意気込みは数年前初めてコンサートに行くことができたときのそれと少し似ていた気がします。初めての世界に飛び込む瞬間。

圧巻でした。すごかった。そんな月並みな表現しか並べられないのは観劇するのが初めてで流れや細かいことまで覚えていないからというのもあるけど、なんと言葉にしていいのかわからないくらい圧倒的なものだった、から。すべてのエンターテインメントが集約されているような気がした。魂と魂のぶつかり合いってこういうことを言うのかと思った。最初から最後までEndless SHOCKという舞台のエネルギーに強く心を動かされていました。
終わるのが21時を過ぎるから幕間に何かお腹に入れようとも思ったけど、1幕の特に最後のJaponesque Showの殺陣のシーンが凄すぎてずっと口を開けたまま観ていて、1幕終わっても放心状態だったので何も食べられませんでした。とりあえずロビーでぼーっとしてた。観終わったあとは胸いっぱいで、有楽町駅までの道ではただただすごかったな、ということ以外何も考えてなかったと思います。

長い前置きのあとの感想がこんなに短くなってしまうの、なんだかなと思うのだけど。とにもかくにもこの舞台を観ることができてよかったと心から思います。このような機会をいただけたことに感謝してもしきれません。岸くんがきっかけで観に行ったけどカンパニーの一人ひとりが力を尽くしてつくりあげる世界が本当に素晴らしかった。
でも岸くんのこともちらっと書いておくと笑 初めて見る岸くんは思っていたより大きかった。身長がというより、その存在感がわたしの中で想像以上のものだったんじゃないかな。指先、足先まで注意を払って、手足を大きく動かして、そしてすごく表情が豊かで。自分の席からは双眼鏡を使わないとそこまで見えなかったのだけど、このくるくるかわる表情の豊かさがとても印象的でした。引きつけられた。ソロでの歌声ものびやかできれいだった。レポで耳にしていた「こーちゃんおかえり」も、とてつもなくかわいかったな、笑 「お前はほんtttっとにかわいいなあ!!!!!」と言いながらジャケットを床にたたきつける光一さんもかわいかったしそうなるよなあ…と思いました。
そんな光一さんの存在感は言わずもがな。屋良っちなんて呼べなくなってしまった屋良さんも、福ちゃんなんて呼べなくなってしまったけど呼びたいから呼ぶ福ちゃんも、越岡さんも、強烈な印象を与えた諸星さんも笑、背の高い岸くんも、野澤さんも、リカ役の宮澤さんも、美波里さんも。みなさんとっても格好良かったです。


3月にまた東京に行く予定です。難しいことはわかってるけど……もう一度観てみたい。もっと言えば何度でも観てみたい。そんな風に思う舞台でした。Endless SHOCK。その世界を感じることができてよかった。本当にありがとうございました。そして15周年、心からおめでとうございます!

*1:演じているのが岸くんというひとだという認識はあった

*2:主に少クラ

*3:コンサートでもあったらいいのにと本気で思う