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空にとけた夢がさわぐよ

君の夢を見ていた

木曜日。ここ数週間、VSが始まって30分くらい経ってから帰宅することがつづいている。今日も家に着いたのは19時半ごろ。
日が短くなったなあと思う。真っ暗。そして寒い。冬のコート、実家から持ってこないと。連休の天気が気になって日中1時間おきに見ていたけど、このままいくとほとんど雨降りでかなしい。今年度の旅はあまり天気に恵まれない。

行きと帰りのおともはもっぱら新アルバム。最近touchの調子が悪いので高校時代お世話になったあいばくんカラーのnanoちゃん*1を引っ張り出してきたら、アルバム内シャッフルができなくて、有無を言わせず曲順に聴くことになっている。朝はZero-Gから流して、Wonderfulを聴いて、Tell me whyはごめん、飛ばしてる(笑)朝だから気持ちよくスタートしたくて。あとはAsteriskかImaging Crazyか、ハッと思い出してメリークリスマス、だいたいこの中の一曲を流して、3曲目を聴きながら席について聴き終わったらイヤホンを外す、っていうのがルーティーンになりつつある。ちなみにアルバムを一通り聴いての今のところのイチオシはAsterisk。すかーっと突き抜けるような強さを秘めているところがだいすきだ。

帰りは行きのつづきから再生するけど、今日みたいに真っ暗な中をひとりで歩いて帰るときはメリークリスマスから始める。メリクリ!聴いててすごくたのしい。なかなか歌詞が覚えられないんだけど(笑)、あーこういうのも新曲が出たときの醍醐味のひとつだ、そうだ、って思い出してうれしくなる。この曲があれば暗くて寒くてさみしい冬もなんとか乗り越えられそうな気さえする。そんなシアワセ成分がつまってる曲だなあと思う。にのみやくんの声がすきだなあとしみじみ思う。

メリクリ、キミの夢を見ていた、One Step、Hey Yeah!の流れが心地よい。あったかくて、これからの季節にぴったりだなあ。なかでも今日はキミの夢を見ていた に胸がきゅっとなった。この歌をあらしが歌ってるんだって思ったら、もう、ずっとそういう風にしか聴こえなくて。いやあらしが歌ってるってそりゃ当たり前の話なんだけど、「伝えたいこと 言葉じゃなく 歌に託すよ」ってところでまずそう思ったんだな。ああほんとに歌ってる、って。
引用したらキリがないくらい、そこからずっとあらしのことを思い浮かべながら聴いてた。「そばにいるよ」「想い続けているよ」ってフレーズ、いろんな曲できいた気がするけど何度言われたってうれしいものなんだよ。言葉にしないと伝わらないときもあるということをようやくわかってきたから、かな。音楽という、きわめて生活に近いところであらしの言葉*2をきくことができるのはうれしい。「変わらないから ありのままを送りたいよ 大切なのは偽りのない素直な気持ち」も、今や国民的と称されるようにもなった彼らからわたしたちへのメッセージなんじゃないかって思ったら、こんなの泣くしかないじゃん、ってね。夜空を見上げながら思ったよ。
「時代はどこまで僕らを追いかけてくるだろう?」で、今の彼らを取り巻くあれこれに想いを馳せる。そしてそのあとの「風を背に受けよう」がとってもあらしらしくて笑顔になる。「逆境を味方につける」を彷彿とさせるような言葉。風が吹いてきたとき、そのまま肩を組んでどうにかこうにか突き進んだり、くるっと回ってその風を背に受けたり。空も、風も、最終的にいろんなものを味方につけて歩んでいくあらし、かっこいい。こんなこと言ったら、だって俺らあらしだもん、って笑われそう。グループ名もあらしでよかったよ。
「戻れない時間(とき)の儚さに 光をまた見つけた」も、何も考えずに聴いてたらさらっと聴いてしまうけど、決して逃したらいけないところだなあ。戻れない時間。今この瞬間もすぐ過去になる。過去がどんどん増えていき、戻れない時間がどんどん積み重なっていく儚さは苦しくさみしくもあるけれど、そこに光を見つけた、のかなあ、あらしは。わかんないけど。そう歌ってくれていることがうれしいし、そうだったらいいなと思うし、わたしもそうありたいと思う。


なんだか“あらしの歌の歌詞に想いを馳せるダイアリ”になりつつあるけど、毎日聴いてるし毎日気づくことや思うことがあるからなかなか抜け出せない。まだしばらくつづきそうです。というわけで今夜は キミの夢を見ていた を聴きつつ、おやすみなさい。

*1:第5世代くらい

*2:作家さんの言葉でもあるけど